「浜荻会」が東京女子大学同窓会の浜松支部として正式に発足したのは、1961年（昭和36年）のことです。それ以前から、まだ浜松には少数だった同窓生が、折々に親しい集まりをもっており、「浜荻会」となってからもその形は変わらなかったようです。ただ、その間にも母校は規模も大きくなり、卒業生の数も増え続けていました。
　2002年、母校では、湊晶子先生が、東京女子大学卒業生としての初めての学長に就任されました。同年「静岡支部」では、就任間もない湊学長をお迎えして懇話会を開くことになり、この会に「浜荻会」の会員も参加同席させていただきました。そして、その時のメンバーが核となり、浜松西部も含めた広い地域の会として、改めて発足しました。
　以後は、定期的に総会・親睦会が開かれており、毎回、会員相互の和やかな交流の場として、ミニコンサートや会員による講座等が企画されています。また、この親睦会がきっかけとなって、趣味や関心を同じくする者同士の集まりも生まれています。2023年現在では、342名の会員を数えます。
　「浜荻会」では、県西部出身者に限らず、転勤等でこの地に来られる方たちを大歓迎しています。どうぞ、「浜荻会」の会員となって、心豊かな生活を送られますように、お待ちしています。
　「浜荻会」の名称については、浜松支部の同窓生が荻窪の母校東京女子大学と常に心のつながりを持っていたい、という先輩たちの思いがこめられています。また「浜荻」は葦の古名でもあることから、しなやかな「考える葦」のようでありたいとの願いもあったでしょうか。